男子ショートプログラム 羽生VSチャン
フィギュア男子、いよいよ出陣ですね。
金メダルは、カナダのパトリック・チャン選手と日本の羽生弦結選手の対決だと思います。
チャン選手は、やはり強い。フリーで完璧に滑り終えれば、200点近く
出せる世界最強の選手なので、対抗できるのは、
同じく190点以上出した事のある羽生選手しかいません。
羽生選手は、ショートプログラムで100点越えをして、チャン選手に1点でも多く差を
つけて、プレッシャーをかけたいですね。
銅メダルは、日本の高橋選手、町田選手、ロシアのプルシェンコ選手、スペインのフェルナンデス選手が有力と思います。
今シーズン不調のカザフスタンのテン選手、アメリカのアボット選手、カナダの
レイノルズ選手もどれだけ自分の力が出せるか注目しています。
ただ、フィギュアスケートは、順位だけに注目する競技ではないのです。
ほかにも見所がたくさんあるのです。
それぞれ、オリンピック用に勝負プログラムを用意していて、それを見るのが
楽しみなのです。
羽生選手のパリの散歩道は、後世に残る名プログラムですし、19才の今にしかできない輝きがあります。
町田選手のエデンの東は、自己演出を考え抜いてつくられた、町田選手らしいプログラム。
高橋選手のヴァイオリンのためのソナチネは、振り付け師の宮本賢二さんが、高橋選手のために作ったプログラム。
妙な騒動に負けず情熱的に演じてくれると思います。
個人的には、フェルナンデス選手のSatan takes a holidayがお気に入りです。
明るいフェルナンデス選手にピッタリです。
それから、今シーズンで引退を表明している選手が多くオリンピックに出場しています。
高橋大輔選手、ジェレミーアボット選手、トマシュベルネル選手、ブライアンジュベール選手。
男子フィギュアをけん引してきた彼らの最後のオリンピック、感慨深いです。
そして、ひそかに、次世代のトップ選手になるであろうジェイソンブラウン選手のフレッシュさに注目しています。
キス&クライでの彼の純粋さに何かホットします。
楽しんで見たいと思います。