女子シングルショート75点を越すのは誰か
女子シングルショートプログラムの展望ですが、
まず、第三グループに登場するキム・ヨナ選手に注目しています。
去年の世界選手権以来にきちんと演技を見れるので非常にたのしみです。
スピードのあるスケーティングからの流れのあるジャンプは健在でしょうか。
去年の世界選手権で優勝していますし、ジャッジの評価は
相変わらず高いでしょう。
ここで75点を越す点数を出すかどうかまず、注目です。
次に第4グループ。
20番目に村上佳菜子選手がとうじょうします。
このヴァイオリンミューズというプログラム、非常に村上選手にあっていてすてきです。
大人っぽいという言葉に縛られて、自由に演技出来ているのだろうか?
と、ずっと勝手に心配しているのですが、この曲だけは彼女に合っているなとおもっていました。シーズン途中で曲を変更してきましたが成功していると、思います。
この曲でオリンピックに挑戦してくれてうれしいです。
次の
イタリアのマルケイ選手、好きな選手なのですが、今シーズンはショートフリーとも
しっとりとした曲調なので少し残念。
ラテン系の明るい曲も見たかった。
22番アメリカのゴールド選手。
彼女は間違いなく次世代のトップ選手になるでしょう。ロシアの10代の選手たちと、しのぎを削るでしょうね。
とても華のある選手で技術力もあります。
トリプルルッツトリプルトゥを決めれば、70点を越えてくるかもしれません。
23番中国の李子君選手も可愛らしい雰囲気で期待がもてます。
なかなか今までいなかったタイプの選手で身体の成長期を乗り越えてどんな選手に成長するか楽しみです。
24番は鈴木明子選手。
浅田選手ばかり取り上げられていますが、鈴木選手にも十分メダルの可能性があります。
この「愛の賛歌」鈴木選手至上最高傑作ではないでしょうか?
曲の盛り上がりと演技が見事に融合していて、最後に手を上に突き上げる場面は感涙ものです。
長久保コーチの好きな曲でコーチの為に滑っているという思いのこもったプログラム。
ベテラン選手ならではの味のある演技で70点越してきて欲しいです。
第5グループ25番リプニツカヤ選手。
「愛はまごころ」素晴らしいプログラムです。
まだ15歳なのでどうしてもスケーティング子供っぽさが残ってしまうのを逆手に取ったプログラム。
芸術大国ロシアの底力をかんじます。
地の利で75点をこすかどうか、注目です。
26番目イタリアのコストナー選手。
彼女はメダルのために滑っていない希有な選手。
それでも、スピードのある滑らかな滑りと抜群のプロポーションで演じる世界観のある芸術性のある演技。
ジャンプが決まれば間違いなく70点をこえるでしょう。
27番目アメリカのワグナー選手。
冒頭の3回転3回転の連続ジャンプが決まれば、70点ラインにくるとおもいます
いつも必死にやっている印象があるので、笑顔で終わって欲しいです。
28番フランスのメイテ選手。
黒人の選手はフィギュアスケートではめずらしいのですが、
トップグループに入るまでに
活躍してきました。
29番ロシアのソトニコワ選手。
リプニツカヤ選手ばかりに注目が行っていますが、わたしは、ソトニコワ選手が
ポスト浅田真央だとおもっています。
柔軟性もありジャンプ力もあり、なにしろプリマバレリーナのような芸術性があります。
現在の選手では、ソトニコワ選手しかできない、トリプルルッツトリプルループを飛んでくるでしょうか?
決まれば彼女も70点こえてくるでしょう。
30番は浅田真央選手。
最終滑走でロシアのソトニコワ選手のあとということで、
緊張しやすいタイプの浅田選手にどう影響するか心配ですが、佐藤コーチもついていますし、団体戦で一度経験していますし演技に集中できるように応援しています。
でも、男子のカナダのチャン選手でも緊張してしまうのですから、
緊張はしかたがない。それをどうコントロールするかですね。
しかし見てるこちらも緊張してしまいますね。
軽やかなジャンプと美しいスピンとステップ。
そして、浅田選手ならではの純粋さあふれる演技をみれるのをたのしみにしています。
必要のない選手どうしの比較や
余計なライバル争い報道を気にせず、純粋にフィギュアスケートを楽しみたいです。