フィギュアスケートを楽しく観たいから

スポーツナビ+から引っ越してきました。

いよいよ浅田真央&本郷理華が登場!グランプリシリーズ中国杯

浅田真央選手 女子ショートプログラムの最高難度に挑戦

いよいよ明日からグランプリシリーズ中国杯が始まります。

浅田真央選手のショートプログラム「素敵なあなた」は、今シーズン初お披露目。

ようやく見ることができます。とても楽しみにしていたのですが、さらにうれしいニュースが。

どうやら、浅田真央選手のショートプログラムのジャンプ構成ですが、このようになるそうです。

トリプルアクセル(8.5)

トリプルフリップトリプルループ(5.3+5.1=10・4)

トリプルルッツ(6.0)トータル24.9

GOE抜きの基礎点だけでみています(計算がおそろしく苦手なので間違っていたらすみません)

どのジャンプを後半で飛ぶのか不明ですが、もし後半にジャンプを組み込めば、さらに1.1倍になります。

ほんとうに当日このままの構成で試合にのぞむとしたら、もしかしたら

ショートプラグラムで考えうる女子史上最高難度の基礎点を出すプログラム構成となります。

昨シーズンの世界選手権でロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手が77.62を出した時のショートの構成は

※当時のジャンプの点数です。今シーズンのトリプルトゥループは4.3点になるようです。

トリプルアクセル(8.5)

トリプルルッツ(6.0)

トリプルトゥループ+トリプルトゥル—プ(演技後半1.1倍)(4.1+4.1=8.2×1.1=9.02)トータル23.52

だったので、これよりも基礎点は高くなります。

浅田選手が休養前の世界選手権で優勝したときのショートプログラムは78.66で、構成は

トリプルアクセル(8.5)

トリプルフリップ(5.3)

トリプルループダブルループ(演技後半1.1倍)(5.1+1.8=6.9×1.1=7.59)トータル21.39

だったので、これよりも上の基礎点となるのです。

この時はトリプル+ダブルの連続ジャンプでこの78.66という史上最高得点ですから、

もし、すべてのジャンプを完璧にクリアした場合、単純に考えただけでも、

男子並みの80点越えも夢ではありません!

夢のようにすごいジャンプ構成です。

まさか、ルッツをショートプログラムに入れてくるとは思っていませんでした。

今まで、必ずエッジエラーを取られていた浅田選手にとっては苦手のジャンプ。

たしかに、先日の現役復帰戦ジャパンオープンでは、ルッツにeマーク(エッジエラー)マークがついていませんでした。

!(アテンションマーク)はついていましたが、減点はわずかにマイナス0.10。

バンクーバーオリンピック後から、いくら減点されても必ずトリプルルッツをフリープログラムに入れて

試合に挑んでいた努力の結果が実を結び、ショートプログラムに入れられるほど精度があがったということなのでしょう。

今回の、このショートプログラムの構成は、浅田真央選手のやる気度の高さを感じさせます。

ロシア少女たちには負けたくないという意思の表れでしょうか。

もちろんプログラムの完成度も楽しみなのですが、浅田選手の勝負に挑む姿勢は

自分の今できる最高峰のプログラムを披露すること。

当日この構成でくるのかまだわかりませんが、挑もうと考えていることは事実のよう。

彼女のこの挑戦するという姿勢が、観ている私たちさえもワクワクドキドキさせてくれるのです。

このワクワク感をくれた生粋のアスリート浅田真央選手の復活に本当に感謝したいと思いました。

華やかな存在感とダイナミックな演技が花開くとき 本郷理華選手の覚醒を待つ

もうひとり、注目の選手が本郷理華選手。

166センチという長身を生かしたダイナミックな演技が特徴の本郷選手。

今シーズンは、同門の先輩プロスケーターの鈴木明子さんの振付のショートプログラムを披露してくれます。

本郷選手の演技をみていると、彼女の中に、表現したい!という気持ちがあふれているのを感じます。

表現者としての心をすでに持っている彼女。

それをどう体をつかって、スケートで表現するのかが難しいポイント。

表現の天才ともいえる鈴木明子さんが、振付をし、体の動かし方などをアドバイスをすることで、表現する心を花開かせ、技術的にどう

体現していくのか、非常にたのしみです。

どんどん吸収し、成長していく本郷選手の姿をみれることは、ひとりのスケーターの成長を目の当たりにできるという

フィギュアスケートを楽しむ上で、この上ない喜びといえるでしょう。

本郷選手が、表現する上で、何かをつかんだとき、今までにないタイプの大型スケーターが誕生する予感がします。

可能性をここまで感じさせるスケーターもめずらしいと言っていいでしょう。

本郷選手が覚醒するときがいつなのか、毎試合毎試合、楽しみにみているのです。

中国杯では、ロシアのラジオノワ選手とポゴリラヤ選手の今シーズンの調子をみるのもたのしみですが、

なんといっても、日本のこの二人の登場に、いまからドキドキワクワクしてしまいます。

あー!楽しい週末になりそうです。